東京の25歳OLが、新潟県の限界集落(住人18人)に移住しちゃったよー vol.1

post by こさだ:
はじめまして。コサダと申します。2011年4月17日に、新潟県十日町市にある池谷集落に移住してきました。

池谷集落は、国道から車で10分ほど山を入ったところにあり、初めて訪れる人に、「こんなところに集落が!」と驚かれるような場所です。平家の落人が作った集落だという話も、頷けるような山地です。集落の住人のほとんどが70歳以上の農業従事者で、全体でも8世帯18人という、本当に小さな集落です。

私が池谷集落に出会ったのは、2007年のことでした。2004年の中越地震で大きな被害を負った池谷集落と池谷集落の隣集落・入山集落(平成元年閉村)の復興と地域おこしを支援していた、国際協力NPO JENでインターンシップをしていた関係で、JENのボランティアイベントに参加したことが、きっかけでした。

人生のほとんどを東京で育った私は、初めて池谷集落のような山地の集落を訪れ、大きな衝撃を受けました。豊かな自然と、自然とともに生きる集落の人々。ムラのお父さんお母さんの、懐の深さと強さ。一方で、深刻化する後継者不足と住人の高齢化・過疎化。当時大学4年で、就職間近だった私にとって、考えさせられる、忘れられない出会いでした。それから、就職するまでに2度池谷集落を訪れ、就職した後は、慣れない仕事についていくことが精一杯で、約1年半、池谷集落から足が遠ざかっていました。

そして、2009年の秋、ようやく仕事が落ち着き、久しぶりに池谷集落を訪れたとき、池谷集落の成長ぶりに、とても驚かされました。当時、6世帯13人だったムラに、若い農業研修生が住み込んで、農業や地域おこしに奔走し、次の冬には、30代の夫婦と2歳の息子の3人家族が、池谷集落に移住することが決まっていました。新潟の雪深い山地に、若い人が集まっていることは、本当にそれだけで、奇跡的なことのように思えました。

「きっと、ここで、楽しい出来事がたくさん起こるだろう」

私の楽しそうセンサーが働き、かつ、初めて池谷を訪れたときの、「池谷のために何かしたい」という思いがよみがえり、私はそれから、月に一度池谷に通うことを決意しました。正直に言うと、その時はまだ移住するだなんて、これっぽっちも考えていませんでした。通ううちに、徐々にムラの人たちに顔と名前を覚えてもらい、一緒に除雪作業や、農作業をしていくうちに、お互いの信頼関係がうまれてきました。移住しよう、と思った理由は一つではなく、いろいろな出来事が積もり積もった結果のように思います。

ムラのお父さんに、「コサダさんのような人に住んでもらいたい」と言ってもらえたこと。周りの友人・知人に、「いい活動をしているね」と後押ししてもらったこと。池谷・入山集落で地域おこしの活動をしている団体の方から、「池谷に移住してみませんか」とお誘いを受けたこと。いつしか、「池谷に住みたい」という思いがうまれ、「自分が今東京でしている仕事よりも、池谷のような集落で地域おこしの仕事をしてみたい」と真剣に考えるようになりました。

しかし、実家で楽々と暮らしていた箱入り娘の私にとって、親元を離れ、東京での安定した収入を捨てて、一人暮らしの、収入のほとんどない生活に飛び込むことは、本当に勇気のいる決断でした。

「住みたい」と「住めるだろうか」の狭間で、何度も悩みました。

それでも、決断できたのは、やはりムラの人の「池谷に住んでもらいたい」という強い思いと、地域おこしに奮闘する頼もしい仲間の存在のおかげだと思います。

池谷に移住するにあたって、もちろん今でもそうですが、両親には本当に心配をかけたと思います。特に母親にとっては、苦労しらずの娘が、いきなり小さな集落で住むことに対して、大きな不安と戸惑いがあったと思います。それでも、最終的に、「翌年の3月まで」という制限付きではありますが、池谷に移住することを許してくれた両親に、本当に感謝をしています。

「池谷に行かせてよかった」と思ってもらえるくらいに、たくましく成長しなくてはなぁ、と考えています。

そんなこんなで、池谷に移り住んで、そろそろ3ヶ月経ちます。初めの1〜2ヶ月は、予想以上に忙しい集落の生活に戸惑い、若い働き手であるに関わらず、専業で農業をしていないことに引け目を感じたり、かといって、池谷集落の存続という大きな目標に対して、自分がいったい何ができるんだろう、ということを悩んだり、と身体的にも精神的にも、少しつらい日々が続きました。

しかし、生活に慣れ、だんだんと自分の役割ができ、本当の家族のように私を受け入れてくれるムラの人や、一緒に地域おこしに取り組む仲間がそばにいることで、そういった悩みや戸惑いは、少しずつ払拭することができました。
今では、毎日が楽しいと思え、池谷集落の地域おこしに頭を悩ませつつ、試行錯誤する充実した毎日です。

長くなりましたが、そんな池谷集落で奮闘する、移住女子として、集落の生活のあれこれや、地域おこしについて思うことなど、お伝えしていければいいなぁ、と思います。

☆池谷公式Twitter→ http://twitter.com/iketanisyuraku

 


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これまでのコメント

  1. noulifestyle より:

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  2. 池谷集落 より:

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  3. 橋本宏基 より:

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  4. 澤野 崇 より:

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  5. 澤野 崇 より:

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  6. 中の人、WEB雑誌で記事書きました→「東京の25歳OLが、新潟県の限界集落(住人18人)に移住しちゃったよー vol.1」 http://t.co/YBNcFgd 移住の経緯など。ちょい長めですが、よろしければご覧ください。

  7. 永野達也 より:

    東京の25歳OLが、新潟県の限界集落(住人18人)に移住しちゃったよー vol.1 http://t.co/84d1MaC

  8. 中の人、WEB雑誌で記事書きました→「東京の25歳OLが、新潟県の限界集落(住人18人)に移住しちゃったよー vol.1」 http://t.co/YBNcFgd 移住の経緯など。ちょい長めですが、よろしければご覧ください。

  9. 上原貴紀 より:

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  10. 紫陽花 より:

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  11. 伊田吉 より:

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  12. T Enomto より:

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  13. 【NOU LIFE STYLE】WEB版。若いエネルギーの分散化へ。⇒「東京の25歳OLが、新潟県の限界集落(住人18人)に移住しちゃったよー vol.1」 http://t.co/cflcSZ7 #農ライフスタイル

  14. 大学時代の友人が記事書いてたので転載。相変わらずアグレッシブやな。 東京の25歳OLが、新潟県の限界集落(住人18人)に移住しちゃったよー vol.1 http://t.co/pt42fHF

  15. 佐藤 より:

    こんにちは。東京在住の21歳女子、佐藤と申します。私は大学4年生で、卒業研究のテーマとして、限界集落について研究をしています。まだ、実際に現地を訪れたことがなく、文献やインターネットでしか、現状を知らないのですが、コサダさんの移住のお話にとても興味があります。また、池谷集落にも訪れてみたいと思っているのですが、もしお伺いしたら、お話をすることなどは可能でしょうか?
    ご返信よろしくお願いいたします。

  16. こさだ より:

    佐藤さんへ
    こんにちは。こさだです。
    コメント、ありがとうございました。気づくのが遅く、返信が遅れてしまい申し訳ありません。
    池谷集落、また限界集落に興味を持っていただき、ありがとうございます。もちろん、ご訪問大歓迎です。イベントに参加していただいても構いませんし、日程の都合さえつけば、イベント以外の日に訪問していただいても問題ありません。
    詳しくは、chiikiokoshi@gmail.comまで、ご連絡いただければご相談できます。ご連絡おまちしております。

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